幼女戦記(29) (角川コミックス・エース) 東條 チカ (著), カルロ・ゼン (その他), 篠月しのぶ (その他) ティゲンホーフを護り抜け！帝国vs連邦、早くも最高潮！ 東部戦線の趨勢を占う一戦の火蓋が切られる―

2024年2月6日

ルーシー連邦首都、モスコー襲撃を成功させ束の間の休息を享受する二〇三大隊。
各員が盛大に羽目を外す裏で、ターニャは一人「存在X」と対峙する。

己が手で統一暦の未来を切り開くという決意を新たにしたターニャであったが、そんな彼女の下にウーガ少佐からの急報が舞い込む。
それは帝国の物流の要衝、ティゲンホーフ市が連邦軍に包囲されつつあるという衝撃的な情報であった。

幼女戦記(Youjo Senki)は、カルロ・ゼンによる日本のライトノベル。2013年10月から2020年9月まで、エンターブレインのライトノベルレーベルであるファミ通文庫から刊行されました。イラストはしのとうこが担当。

ストーリー

21世紀初頭の日本。エリートサラリーマンであった主人公は、リストラの復讐によって命を落とします。死後の世界で、創造主を名乗る存在Xは主人公のリアリストな言動と無信仰を咎め、戦乱の世界で苦労して反省し信仰を取り戻させるとし、孤児の少女であるターニャ・デグレチャフとして別世界に転生させます。

転生したターニャは、幼女でありながら、卓越した軍事的能力と冷酷な判断力で頭角を現し、帝国軍の魔導師部隊に志願します。幼女の外見と冷酷な性格のギャップから「幼女戦記」と呼ばれるようになり、戦場を駆け巡ります。

登場人物

• ターニャ・デグレチャフ: 幼女の外見を持つ主人公。卓越した軍事的能力と冷酷な判断力で、帝国軍の魔導師部隊で活躍する。
• ヴィーシャ: ターニャの部下。優秀な魔導師であり、ターニャに忠誠を尽くす。
• ゼートゥーア: ターニャの上官。貴族出身の軍人であり、ターニャの能力を高く評価している。
• アンソン・スー: 帝国の敵国である連合王国の軍人。ターニャのライバル的存在。

メディアミックス

幼女戦記は、ライトノベル以外にも様々なメディアミックス展開が行われています。

• 漫画: 漫画版は、2016年から月刊コンプエース(角川書店)にて連載中。
• アニメ: アニメ版は、2017年に第1期、2021年に第2期が放送された。
• 劇場版: 劇場版は、2019年に公開された。

評価

幼女戦記は、ライトノベル、漫画、アニメいずれも高い評価を得ています。

• ライトノベル: ライトノベルは、2017年に「このライトノベルがすごい!」で文庫部門1位を獲得。
• 漫画: 漫画版は、2019年に「次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門で1位を獲得。
• アニメ: アニメ版は、2017年に「Newtypeアニメアワード」作品賞(テレビ放送作品部門)で7位を獲得。

おすすめポイント

幼女戦記のおすすめポイントは、以下の3つです。

• 緻密な戦記描写: 戦争の描写が非常に緻密で、リアリティがあります。
• 魅力的なキャラクター: ターニャをはじめ、個性的なキャラクターが多く登場します。
• 独特な世界観: 幼女と戦争という一見矛盾する要素が組み合わされた独特な世界観が魅力です。

戦記作品が好きな方、個性的なキャラクターが好きな方、独特な世界観の作品が好きな方におすすめです。