科学的エビデンスにもとづく 100歳まで健康に生きるための25のメソッド 老いを遅らせることは可能である――世界的第一人者による話題の書、待望の邦訳 科学的な根拠に基づいた情報
「人生100年時代」、より充実した生活を送るために老いを遅らせることは可能なのか?40歳の体力や健康状態を100歳になっても保持するために必要な、「運動」「栄養・食事」「認知トレーニング」といった広範囲にわたる具体的方法を、その理論的背景を含め詳細に解説。
Luigi Fontana, The Path to Longevity: How to reach 100 with the health and stamina of a 40-year-old, Hardy Grant Books, 2020 の翻訳。
【本書「はじめに」より】
より多くの人が、疾病を予防したり、生活の質を改善したり、さらには、慢性疾患にともなう苦痛を軽減したりする方法についての知識を身につけなければならない。自らの健康を自らの手でコントロールすべきときがきている。慢性疾患に対して長期間にわたって対処療法を行なうのではなく、自らの行動を変える必要がある。なぜなら、行動を変えることが、死に至るような数多くの深刻な病、さらには生態系や地球環境に対しても大きな影響を及ぼすためである。
本書で私が示したかったものは、栄養、身体活動・運動、および脳(認知)トレーニングがどのようにして、病気に罹らずに長い人生を過ごすことを可能にするのかということ、さらには、これらの要因がどのようにして(どのようなメカニズムで)健康に対して影響を及ぼしているのか、ということである。もし、生理学的、生化学的および分子生物学的メカニズムを人々が理解することができれば、確かな情報に基づいた選択ができ、それによって、より幸福で健康的な人生を長く過ごすことができると私は信じている。加えて、マインドフルネス瞑想、健康的な睡眠法、呼吸法、社会的関係の構築、環境保全といった、幸福感をより強く感じられるような実践的な手法についても説明する。このような手法にも、しっかりとした科学的な裏付けがある。
本書の特徴
- 世界的な長寿研究の第一人者であるルイージ・フォンタナ氏が、100歳まで健康に生きるための25のメソッドを紹介
- 最新の科学的エビデンスに基づいた、信頼できる情報
- 食事、運動、睡眠、ストレス、社会的なつながりなど、健康に影響を与えるさまざまな要素を網羅
- 具体的な実践方法やアドバイスが豊富
- 読みやすくわかりやすい文章
目次
第1章 はじめに
- 長寿の科学
- 本書の構成
第2章 食事
- カロリー制限
- 間欠的ファスティング
- 植物性食品中心の食生活
- オメガ3脂肪酸
- ビタミンD
第3章 運動
- 運動習慣の重要性
- 有酸素運動
- 筋力トレーニング
- バランス運動
第4章 睡眠
- 睡眠の重要性
- 質の高い睡眠をとるための方法
第5章 ストレス
- ストレスのメカニズム
- ストレスへの対処法
第6章 社会的なつながり
- 社会的なつながりと健康
- 社会的なつながりを築く方法
第7章 その他のメソッド
- 禁煙
- 節酒
- 適度な体重
- 定期的な検診
- 脳の活性化
- 人生を楽しむ
第8章 まとめ
本書のレビュー
本書は、100歳まで健康に生きるための科学的な根拠に基づいた25のメソッドを紹介しています。最新の研究結果に基づいた信頼できる情報が豊富で、食事、運動、睡眠、ストレスなど、健康に影響を与えるさまざまな要素を網羅しています。具体的な実践方法やアドバイスも豊富なので、すぐに実践に移すことができます。