SNSでバズった彬子女王殿下の留学記が発売即重版決定 『赤と青のガウン』文庫版が大反響

株式会社PHP 研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2024年4月3日に『赤と青のガウン』(彬子女王著/税込 1,320 円)を、PHP文庫の創刊40周年記念ラインナップの1冊として刊行いたしました。本書は、女性皇族として初めて、海外で博士号を取得された彬子女王殿下による英国留学記の文庫版です。単行本の発刊から8年後の2023年5月、X(旧Twitter)への「プリンセスの日常が面白すぎる」という投稿がバズったことにより、単行本の品切れ状態が続いていました。文庫版は書店、ネット書店でランキング1位になるなど反響が大きく、発売即1万部、さらに追加で3刷1万6千部の重版を決定しました。

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新刊でもない単行本が注目を浴び、文庫化することになったそのきっかけをつくったのは、一人の読者です。かよ@dobrepivko さんが『赤と青のガウン』について投稿すると、3.5 万いいねがつきました。この「バズり」が彬子女王殿下のもとに届いた経緯と、そのときのご心情が「文庫版へのあとがき」に綴られています。彬子女王殿下の直筆メッセージ入りのサイン本が、担当編集者を通じて、かよ@dobrepivkoさんに届けられると、その感激を再度Xに投稿。あっという間に2.4 万いいね(2024/4/10時点)がつき、紀伊國屋書店新宿本店文庫ジャンル第1位(2024/4/1~7)、楽天ブックス文庫週間売上第1位(2024/4/1~7)、Amazon.co.jp本「自伝・伝記カテゴリー」第1位(2024/4/2)になるなど、注文が殺到しています。

赤と青のガウンは初心に立ち返らせてくれる「目標」

赤と青のガウンは、オックスフォード大学の博士課程修了者だけが袖を通せるガウンです。慣れない異国の地での留学生活にくじけそうになったときに、このガウンが初心に立ち返らせてくれる「目標」になったと、本作品のあとがきで述べられています。彬子女王殿下のこのようなご心情が、初めての単著である本作品のタイトルに込められているのです。

格安航空で移動したかと思えばエリザベス女王とアフタヌーン・ティー

本書の魅力は、何といっても一般人では体験し得ない、プリンセスの日常を垣間見ることが出来る点です。格安航空で移動し、郊外の空港の入国審査で止められてしまったり、エリザベス女王(2022年、96歳で崩御)とのふたりきりのアフタヌーン・ティーでは、どちらが紅茶を淹れるか戸惑われたり、皇族であることに気づかない日本人留学生を「おもしろい」と、しばらくそのまま会話を続けられたり……留学生活のエピソードがありのままに綴られています。

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