カンザキイオリ小説最新作『自由に捕らわれる。』8月23日発売！ 刊行前から話題騒然のサスペンス大作。〈CD付き特装完全版〉も数量限定で同日リリース。「小説×音楽」が奏でるまったく新しい物語世界！
株式会社 河出書房新社（東京都新宿区/代表取締役 ⼩野寺優）は、カンザキイオリの小説最新作『自由に捕らわれる。』（税込価格1,540円）を2024年8⽉23⽇に発売いたします。また、新作刊行を記念して『自由に捕らわれる。―CD付き特装完全版―』（税込価格5,940円）も数量限定で同日に発売いたします。
「僕」を縛るものの、正体は――
その日、姿夜（すがや）は琥太郎（こたろう）の遺体を発見した。
事故か自殺か、それとも……
心ない噂が飛び交う中で、
姿夜は高校の先輩・美生心（みおこ）と調査をはじめる。
すると、次々に浮かび上がる衝撃の事実。
さらに、溢れ出す家族の闇と苦悩。
はたして、琥太郎とは何者だったのか。
呪縛から抜け出すために、姿夜が下した決断とは？
すべては、目を逸らし続けていたあの中に――
カンザキイオリのおよそ3年ぶりとなる新作小説は、2018年に発表され聴き継がれる自身の大ヒット曲「自由に捕らわれる。」を基に、新たに生まれた物語。閉塞した現代社会の中で生きる高校生と、その恋人、家族たちの苦悩。自由、モラル、家族、ジェンダー、愛、命、…著者のエネルギーすべてが凝縮された新作小説は最後まで圧巻の展開、ラスト50ページは衝撃の感動が押し寄せます。小説最新作『自由に捕らわれる。』、数量限定『自由に捕らわれる。―CD付き特装完全版―』の発売にぜひご注目ください！
『自由に捕らわれる。』特設サイト https://www.kawade.co.jp/jiyuu/
■カンザキイオリより、刊行に寄せて。
自由というものを漠然と、誰もが心の隅で渇望しているように思います。
しかし、誰かのために、何かのために、自分以外の何かを思った瞬間、自分の感情だけを優先して動けなくなります。
愛がある限り、獣にはなれないし、自由になんてなれないのです。
それはとても辛いことである一方、私たちが人間であるという証拠ではないでしょうか？
この作品が、何かに捕らわれながらも、それと向き合って強く生きている人たちの心に寄り添い、
少しでもそれぞれの人生の選択を手助けできたらと、願っています。
■書店担当者からの読後コメント
「とにかく目が離せない壮絶な世界観！
まるで、見えない自由に縛られていた心の鎖が、解きほどかれていくような魂のカタルシス。そして、生と死の間でもだえ、心がちぎれるような情動が止まらない鮮烈な愛の物語。読み終えた今も、永遠に生き続ける、未来へ続く想いが、身体の奥底で光を放っています。」
―― 紀伊國屋書店 福岡本店 宗岡 敦子さん
「ひとを大好きになってしまうことの幸福。
そのひとにもたれ掛かってしまうことの恐ろしさ。匂いや、肌触りの描写が秀逸で物語りに巻き込まれてしまいくらくらする。最後のページを閉じた今、想像してたよりだいぶ爽やかな気持ち。」
―― 未来屋書店 四條畷店 安藤 由美子さん
■刊行記念！「プロローグ」ためし読み！（8月23日-10月22日期間限定公開）