「無能令嬢の契約結婚シリーズ」でノリに乗っているフレッシュな香月文香の溺愛花嫁婚姻譚『あやかし帝都の政略結婚 ~虐げられた没落令嬢は過保護な旦那様に溺愛されています~』

羽栖子爵令嬢・瑠璃は不憫な娘だ。

妖祓いの名家の一人娘なのに無能、逆に妖を惹きつける厄介者だった。両親を亡くし、叔母一家に引き取られた後は使用人として虐げられる。やがて瑠璃は全てを諦めた痩せっぽちのみすぼらしい少女になっていた。

そんな時、平民だが帝都一の商社会長・鷲尾との縁談話が。

鷲尾は半人半鬼の冷酷な醜い妖と噂の男で、瑠璃を食べる気に違いないと嘲笑う従姉妹。

だが求婚に現れたのは青く輝く右目を持つ容姿端麗な青年だった。

「俺の求婚を受けてくれるか」

爵位目当ての政略結婚なのに瑠璃を気遣う鷲尾に、愛されなくても誠心誠意尽くそうと決め……。

奪われることしか知らない没落令嬢に、ただ与え続ける一途な旦那様の帝都溺愛婚姻鬼譚

香月文香先生のコメント

「何もかもを奪われた少女が一途に愛されて、己の選択で誇りを取り戻す物語です。

舞台はあやかしと人間が共存する帝都。どれほど不幸な目に遭っても、どれほど愛されても、少女を救えるのは少女自身の意思と行動だけ。

それでも、ひたむきな愛とともに寄り添ってくれる人がいたら、きっとこの上ない幸せだろうということを考えながら書きました。ぜひお手に取っていただけたら嬉しいです!」

担当編集のコメント

過酷な宿命に翻弄されながらも真っすぐで誠実な少女・瑠璃。

はじめは奪われてばかりだった彼女ですが、勇気を出し鷲尾の求婚を受けたことから運命が変わっていきます。

瑠璃はなぜ無能で、妖を惹きつけるのか?鷲尾の右目はなぜ青いのか?

バラバラだった疑問が読み進めるうち、一つに結びついていく。

王道の甘い溺愛婚姻譚をたっぷり堪能しながら、大河小説を読んだような満足感が得られます!

1ページ1ページが面白く、無駄なページはありません!

薄幸な少女の幸せの行方をぜひ読んでお確かめください!

book