“今も建物に潜む”アスベストの危険性と対処法を徹底解説 アスベスト調査のエキスパート、株式会社都分析 代表による著書『「知らなかった」では済まされない!アスベスト調査の新常識』発売

法規制が厳格化される前から、20年以上に渡りアスベスト調査のエキスパートとして実績を重ねてきた株式会社都分析(本社:大阪市都島区 https://miyako-bunseki.co.jp/)の代表取締役 福田賢司が、書籍『「知らなかった」では済まされない!アスベスト調査の新常識』(ザメディアジョン)を出版。

建設会社、工務店、解体、内装、塗装、電気設備、配管など、アスベストとその調査に関わりのある方々に向けて、アスベスト調査に関する正しい情報とその活用法をわかりやすく解説しています。

❶罰則強化が進むアスベスト関連の法規制と大切なポイントを紹介

❷アスベスト調査の具体的な進め方を実務に基づいて解説

❸現場で役立つ、アスベストの危険性レベルや安全対策ノウハウを掲載

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ザメディアジョン
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見えない脅威、身近な建物に潜むアスベスト

日本では1950〜70年代の高度成長期にアスベスト利用のピークを迎えました。海外ではそれ以前からアスベストの利用が進んでいて、英国もその一つでした。そのため、英国ではアスベストの被害が日本よりも約20年早く顕在化しています。近年の中皮腫の死亡患者数は日本で年1500人程度、英国で年2500人弱。日本はピーク時に英国の約1.6倍ものアスベストを輸入していましたから、日本の中皮腫の死亡患者数は今後も増加し、少なくとも年間3000人を超えることが予測されています。それがデータをもとに、冷静に予測し得る未来です。

アスベストに関わる人たちは、しっかりと対処をしなければ、自分自身の健康に害があるだけでなく、建物の所有者、利用者や周辺住民にも悪影響を及ぼしかねない重大な責任を負っています。「知らなかった」では決して済まされないのです。逆に言えば、しっかりとしたアスベスト調査を行い、その結果をもとに適切に対処を行うことで、アスベストという社会が抱える大きな問題の解決を進めることができるということでもあります。

既存の建物のアスベストが新たな被害を生むことがないように、国も規制をより強化しています。アスベストは過去の問題ではなく、現在も、そしてこれからも対応していかなくてはならない問題なのです。

(本書まえがきより)

『「知らなかった」では済まされない!アスベスト調査の新常識』目次

はじめに

第一章 なぜアスベスト調査が必要なのか

第二章 アスベスト調査の進め方

第三章 アスベスト調査・分析事例紹介

第四章 アスベストを含む建材は身近にある

第五章 都分析の軌跡

アスベストのQ&A

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