MOE BOOKS最新刊『ヨシタケシンスケ たっぷり増量タイプ─ものは言いように続く、描きおろし原画とロングインタビューで紡ぐ、日々のひらめきと創作の世界』「かくれてしまえばいいのです」、「アウトプットが自分を救う」など、最近の仕事や日々の思い
本書の魅力をひとことで
本書は、人気絵本作家ヨシタケシンスケ氏による「ものは言いよう」(白泉社)に続く待望のイラスト&インタビュー集。2025年春に東京で開催される展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ」で発表された新作原画を余すところなく収録し、さらに「かくれてしまえばいいのです」「アウトプットが自分を救う」といった近作ウェブコンテンツで語られた思考の軌跡を、長文インタビューで深掘りしています。既刊絵本をテーマ別にまとめた「本の地図」も充実し、読者の創作意欲を刺激する一冊です。
前半:展覧会を再現する描きおろし原画と会場写真
- 描きおろし原画ギャラリー
- 会場で初公開された新作イラスト約50点を高精細に掲載。
- カラフルな色使いとユーモラスなキャラクターたちが、ページをめくるたびに楽しい驚きをもたらします。
- 展覧会スナップショット
- 会場風景や来場者の様子を捉えた写真を多数収録。
- 展示パネルのレイアウト、サイン会の感動的なシーン、ワークショップの盛り上がりが伝わる臨場感あふれるビジュアルで、会場を訪れた喜びをよみがえらせます。
後半:ロングインタビューで紐解く創作と日常の思考
- 「かくれてしまえばいいのです」
- ウェブで話題を呼んだ連載エッセイの背景と、隠れることの意味について。
- 内向的な自分とどう向き合うかを率直に語る、シンスケ流の心の処方箋。
- 「アウトプットが自分を救う」
- 毎日手帳に絵を描き続ける日課がもたらす創作上の発見と自己肯定感。
- アイデアが生まれる瞬間や、スランプを乗り越えるためのヒントが満載です。
- 創作メソッドの秘密
- 紙とペンを前にした最初の一線はどう生まれるのか。
- ラフスケッチから原画完成までのプロセスを、実例とともに詳細に紹介。
「本の地図」でひろがるヨシタケ作品の世界
- テーマ別セレクション
- 「こどもと大人の境界線」「日常の中の不思議」「家族と友情」など、切り口ごとに既刊絵本をピックアップ。
- オススメの読みどころ
- 初めてヨシタケ作品に触れる人にもわかりやすいガイドコメント付き。
- 著作一覧コーナー
- 絵本だけでなくエッセイ集やコラボレーション作品など、幅広い刊行物を網羅。
読者へのメッセージ
本書は、ヨシタケシンスケ氏の創作の舞台裏と、柔らかな視点で日常を彩る考え方を、イラストとインタビューという二つの切り口でお届けします。展覧会に足を運べなかった方も、ページをめくるだけでその場の空気や熱気を感じられる充実の内容です。また、インタビューは読むだけで前向きな刺激を与えてくれるエッセンスが詰まっており、自分らしいアウトプットの楽しさを再認識させてくれるでしょう。
絵本ファンはもちろん、クリエイティブなヒントを求めるすべての人に手に取っていただきたい一冊です。この春、「たっぷり増量タイプ」で広がるヨシタケワールドをどうぞお楽しみください。