「Hue I am」:中島裕翔、等身大の”色”を映し出す、待望の1st写真集 写真集は、特別な場所で撮りおろした中島さんの素顔が垣間見れる『A面』と、モデルとしてのキャリアを存分に生かしたクールな『B面』の写真で構成

俳優として、アイドルとして、表現者として。中島裕翔が紡ぐ、等身大の物語

Hey! Say! JUMPのメンバーであり、俳優としても目覚ましい活躍を見せる中島裕翔の待望の1st写真集『Hue I am』がついに発売されました。このタイトルは、「私が私であること」を意味する「Who I am」と、色相を表す「Hue」をかけたもの。その名の通り、本書は彼が持つ様々な「色」、つまり多面的な魅力を余すことなく映し出した一冊となっています。

中島裕翔といえば、その端正な顔立ちとすらっとしたスタイル、そして俳優として見せる繊細かつ力強い演技が魅力です。しかし、この写真集では、私たちがこれまで知らなかった、彼のよりプライベートで、ありのままの姿が捉えられています。

撮影は、彼の故郷であり、慣れ親しんだ街である東京と、彼が憧れ、愛する街であるニューヨークで行われました。

東京編:懐かしさと温かさ、そして成長の証

東京での撮影は、彼が幼い頃から見てきた風景の中で行われました。下町の路地裏、昔ながらの喫茶店、そして彼が通った思い出の場所。そこには、アイドルとしての華やかな姿とは異なる、どこか懐かしく、温かい雰囲気の中島裕翔がいます。例えば、学生時代によく通ったという路地で、ふと立ち止まり、遠くを見つめるカット。その表情からは、これまでの道のりを振り返るような、感慨深さが伝わってきます。また、彼の愛犬とのショットは、無邪気な笑顔がこぼれ、見ているこちらまで幸せな気持ちにさせてくれます。これらの写真は、彼が育ってきたルーツと、今日まで歩んできた軌跡を静かに物語っているようです。

ニューヨーク編:憧れと挑戦、そして未来への眼差し

一方、ニューヨークでの撮影は、彼の持つ「挑戦者」としての側面を浮き彫りにします。ブロードウェイの喧騒、マンハッタンの高層ビル群、そしてブルックリンのストリートアート。彼はこの街のエネルギーを全身で受け止め、新たな表情を見せてくれています。

例えば、地下鉄のホームで、一人たたずむ彼の姿。そこには、大都会の孤独と、これから何かが始まる予感が混在しています。また、ニューヨークの風を浴びながら、力強く前を見据える表情からは、俳優として、一人の表現者として、さらに高みを目指していこうとする彼の強い意志が感じられます。

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集英社
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写真集の最大の魅力:「作りこみすぎない」自然体の美しさ

この写真集の最も素晴らしい点は、過度な演出や作りこまれた設定がないことです。光の加減や、一瞬の表情、そして周囲の空気感までもが、彼自身の持つオーラと見事に調和しています。彼がふと見せる無防備な笑顔、何かを考え込んでいるような真剣な眼差し、そしてカメラに向ける力強い視線。その一つ一つが、彼の内面を映し出す鏡のようです。

写真集の終盤には、彼自身がこれまでの活動や、写真集に込めた思いを語ったロングインタビューも収録されています。このインタビューを読むことで、一枚一枚の写真に込められた彼の想いや、彼の人生観をより深く理解することができるでしょう。

中島裕翔1st写真集『Hue I am』は、単なるアイドルの写真集ではありません。それは、一人の青年が、様々な経験を経て、今、ここにいる等身大の姿を記録したドキュメンタリーであり、彼がこれから歩む未来へのプロローグでもあります。彼のファンはもちろん、彼のことをあまり知らない人にも、彼の魅力、そして人間としての深みに触れる良い機会となるでしょう。ぜひ、この一冊を手に取って、中島裕翔という稀有な表現者の「色」を、あなたの目で確かめてみてください。

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