婚約破棄されても、私の人生は最高ですわ!転生令嬢サラナが、新たな地で才能を開花させる物語、第4巻!図書館を建設したり、前世の知識でお芋ビジネスを始めたり、多忙なスローライフはさらに加速!新たな波乱の予感と、恋の行方!
「転生しました、サラナ・キンジェです。ごきげんよう。」4巻――婚約破棄から始まる、最強令嬢のスローライフ!…のはずが、大忙しですわ!
「婚約破棄されたので、田舎で気ままに暮らしたいと思います」――そう言って、前世の記憶を持つ転生令嬢サラナ・キンジェが始めたのは、のんびりとしたスローライフのはずだった。しかし、彼女の才能と行動力は、静かな生活を許してはくれません。ものづくりに事業立ち上げ、気づけば周りの人々を巻き込みながら、とんでもない大活躍を繰り広げてしまう。そんなサラナのハチャメチャだけど魅力的な日常を描く人気シリーズの第4巻が、ついに登場です。
今巻でサラナが巻き込まれるのは、まさに多忙を極める出来事ばかり。まず、故郷の村に突如として「サラナ記念図書館」が爆誕!これは溺愛するお祖父様が密かに建てていたものですが、ネーミングセンスはともかく、読書家であるサラナは大喜びします。しかし、司書として雇われたのが、美形だけど何やら裏がありそうな人物で…。そして、従兄の婚約者である素敵なお姉様たちからは、とある「お芋」がもたらされます。前世の知識を活かして、サラナが新たなビジネスチャンスの予感に胸を膨らませる様子は、読んでいてワクワクさせられます。
また、今巻ではサラナの「ものづくり」の才能が、さらにスケールアップします。旅先で出会った、一見何の役にも立たない「丸石」。しかし、前世でバリバリのキャリアウーマンだったサラナは、その特性を聞いてピンとくる。「これは…あの素材だわ!」と、新たな製品開発に取り掛かります。その革新的な新素材は、王家や貴族社会のバランスを崩しかねないほどのインパクトを持つもので――。のんびり暮らしたいだけなのに、なぜか世界を揺るがすような発明をしてしまうサラナの姿は、読者の笑いを誘うと同時に、その才能に感服させられます。
そして、シリーズのもう一つの楽しみである「恋の行方」にも進展が! 商会長のアルトとの関係に、ついに新たな展開が訪れます。これまでお互いを認め合い、ビジネスパートナーとして信頼を築いてきた二人ですが、この巻ではこれまで以上に甘酸っぱい雰囲気が漂い始めます。王都での「デートっぽい何か」や、恋人たちの間に「手繋ぎ」を流行らせてしまうといった、サラナの無自覚な行動に振り回されるアルトの姿は、ファンにとっては必見です。
このシリーズの最大の魅力は、婚約破棄されたことを全く気にせず、前向きに、そして自分の「好き」にひたむきなサラナの姿です。彼女は決して完璧なヒロインではありません。むしろ、ちょっとずれていて、でもそこが可愛らしく、魅力的なのです。そんな彼女を溺愛する家族や、ビジネスパートナーのアルト、そして新たに登場する個性豊かなキャラクターたちとの交流は、読む者に温かい気持ちを与えてくれます。
『転生しました、サラナ・キンジェです。ごきげんよう。4』は、これまでのシリーズの魅力をさらにパワーアップさせた一冊です。新たな冒険、新たなビジネス、そして新たな恋の予感。のんびりスローライフとは程遠い、大忙しなサラナの物語を、ぜひその目で確かめてみてください。きっとあなたも、サラナ・キンジェの魅力の虜になるはずです。