薬屋のひとりごと 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) Kindle版 日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス) (著) 「小説家になろう」発! ヒーロー文庫の大人気タイトル『薬屋のひとりごと』が、コミカライズ!

中世の宮中で下働きをする少女・猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていた彼女が、帝の御子たちが皆短命であるという噂を聞いてしまったところから、物語は動き始める。持ち前の好奇心と知識欲に突き動かされ、興味本位でその原因を調べ始める猫猫の運命は――…!?

日向夏さんのライトノベル「薬屋のひとりごと」は、中世の東洋を舞台に、花街で薬師として働く少女・猫猫(マオマオ)が、後宮で起こる事件を解決していくミステリー作品です。

猫猫は、医師である養父のもとで薬師として修行を積んでいましたが、人攫いによって後宮に下女として売られてしまいます。年季が明けるまで目立たぬように勤めるつもりでしたが、皇子の衰弱事件の謎を解いたことから美形の宦官である壬氏の目に留まり、様々な事件の解決を手伝わされることとなります。

猫猫は、人間には興味がなく、毒と薬にだけ執着する変わり者です。しかし、毒の知識と鋭い洞察力は抜群で、事件の謎を次々と解き明かしていきます。また、壬氏の頼みで、後宮の権力争いや陰謀にも巻き込まれていきます。

本作の魅力は、以下の3点が挙げられます。

  1. ミステリーとしての面白さ

猫猫の推理は、毒の知識を駆使した緻密なものであり、読者を最後まで飽きさせません。また、後宮の権力争いや陰謀が絡んだ事件も多く、予想外の展開が待ち受けています。

  1. 猫猫のキャラクター

猫猫は、毒と薬にしか興味がない変わり者ですが、根は優しく、周りの人を助けようとする気持ちを持っています。また、壬氏に対しては、どこか惹かれつつも、素直になれない不器用さも持ち合わせています。

  1. 後宮の描写

後宮は、権力争いや陰謀が渦巻く危険な場所であり、猫猫はそこで様々な事件に巻き込まれていきます。しかし、その一方で、美しい衣装や料理、花など、華やかな世界も描かれています。

2023年には、アニメ化もされ、多くのファンを獲得しました。

「薬屋のひとりごと」は、ミステリー、ファンタジー、恋愛など、様々な要素が詰まった作品です。一度読み始めると、最後まで一気に読み進めてしまうでしょう。