「大食いヒロイン降臨!“ドカ食いダイスキ!もちづきさん 2”で、爆盛りグルメ・ストレス発散・食欲との葛藤を描く禁断の“カロリー快感”ラブコメ開幕!」
会社員・望月美琴(もちづき みこと)は、21歳。営業事務の仕事をこなしながら、飄々とした笑顔を浮かべて生活している──その裏には、誰にも言えない“ドカ食い”という習慣があった。
ストレス、不安、孤独、思い通りにならない日常……それらを一気に押し流すように、彼女は「食べる」ことで解放を求める。
コッテリ、山盛り、限界突破――“カロリーのオーバードーズ”でしか手に入らない快感を糧に、美琴は今日も皿を空にしていく。
第2巻では、そんな“ドカ食いヒロイン”もちづきさんの、さらに深く/揺れ動く日常と心情が描かれる。
連載開始以来、読者から話題と支持を集める本作。累計20万部突破、コミックス2巻が2025年4月28日に発売決定というニュースも飛び出している。
この巻では、バレンタイン企画として「4日連続ドカ盛りプレゼント」など、食べることへの祝祭的演出が登場する。
一方で、美琴は“自分の中の罪悪感”や“後悔の念”とも向き合っていく。食べたい衝動と、健康や周囲の目線、そして自分を責める思いとの間で揺れる心──それがドラマとなって胸に響く。
たとえば、休日。友人と外食へ出かけた美琴は、メニューを前にして嬉々としながらも、「またやりすぎてしまうかもしれない」という予感に胸を締めつけられる。
「今日くらいは抑えようか…?」と思いつつ、気づけば皿がもう一段、もう一皿…と積み重なってゆく。
その度に、美琴は笑顔と苦悩のはざまで揺れる。
また、同僚や友人との交流も深まり、他者の視線が美琴にとって単なる“周囲”ではなく、“鏡”になっていく。
「あの人はどう思ってる?」
「いつまでこの状態を続けられる?」
そんな問いは、美琴をただの“食いしん坊キャラ”から“人間らしい葛藤を抱えた主人公”へと押し上げる。
さらに、この巻では“コラボ企画”や“フェア特典”といったメタな要素もファンを刺激する。全国書店フェア特典、限定版グッズ、コラボカフェなど、読者参加型の楽しみも豊富だ。
読者は、物語の中と現実の世界とを行き来しながら、“食欲×感情”の波を追体験することになる。
食べるという行為を通して、美琴は「自分自身を満たすこと」の難しさを知る。
それは、空腹を満たすだけのことではない。
孤独、承認欲求、罪悪感、不安──そうした心の“空洞”を埋めようとして、彼女は皿を重ねる。
しかし、食べても満たされない心がいつしか叫ぶように、美琴は自分自身へ問いかける。
「私は、本当にこれでいいのか?」
「食べること以外の“逃げ道”はあるのか?」
「誰かにわかってほしい自分は、どこにいるのか?」
この第2巻は、“食べること”を主題にしながら、身体と心の繋がりを丁寧に描く。
ギャグ寄りのコマで笑いを誘いつつ、感情の機微を見せるコマでは胸に刺さるような痛みを残す。
読者は、美琴の皿の山と同じくらい、美琴の想いの“山”を目の当たりにする。
そして最終ページを閉じたとき、あなたはこう思うだろう──
「次は、どんな“食欲と感情”が尽きるまで語られるのか、知りたい」と。
“限界突破グルメ・ギャグ”と“心の叫び”が交錯するドラマチックな2巻、
──「ドカ食いダイスキ! もちづきさん 2」は、笑いと切なさと共感が詰まった一冊だ。