超訳 養生訓 病気にならない体をつくる ディスカヴァークラシック文庫シリーズ 貝原益軒 (著), 奥田昌子 (編集) 300年読み継がれる「健康」の大名著を現役医師が超訳!これ1冊で食事、睡眠、運動、マインドまで心得がわかる!

この世に生まれたからには、良心に従って生き、幸福になり、長生きして、
喜びと楽しみの多い一生を送りたい。

そのために最も大切なことは、健康でいることである。

▼「養生訓」とは?

【日本人のための健康書】

江戸時代前期から中期に差しかかる1713年に出版されて以来、日本で最も広く、最も長く読み継がれてきた健康書の古典。
著者の貝原益軒は医師であり、現在の薬学に当たる本草学を始め、多くの分野に通じた大学者だ。
『養生訓』以前の健康書は大部分が中国大陸の書籍の内容をまとめたものだったが、
『養生訓』には儒学や仏教、武士道の考え方、そして自らが追求し、実践してきた養生体験と、そこから得られた教訓が豊富に盛り込まれている。

【栄養過多による病気が注目された時代のベストセラー】

益軒が生きたのは、産業や文化が発展し、暮らしが豊かになった時代。
食べる目的が「生きること」から「楽しむこと」に変化し、栄養不足ではなく栄養過多を原因とする病気に注目が集まった。
それは、生活習慣病やメタボリック症候群が蔓延する現代と重なる。

【健康になるための心がまえを重視】

江戸の暮らしにはのんびりしたイメージがあるが、礼節と忠孝に縛られた社会の中で、人付き合いには細かな配慮が求められた。
養生訓では「心の養生」としてストレス管理の大切さを強調し、心のコントロール方法も教えてくれている。

【現代の健康思想を先取り】

ただ長生きすればよいというわけではなく、質の高い健康が重要という益軒の考え方は、世界保健機関(WHO)が提唱した健康の定義とも重なる。
健康書があふれる現代にこそ読みたい、本物の健康書といえる。

★本書では現役医師が、現代医学の観点からみて正しい項目だけを採用。
益軒のノウハウや養生哲学をわかりやすく「超訳」するだけでなく、
重要な箇所には注釈として、解説を施した。

「病気にならない体をつくる 超訳 養生訓」は、江戸時代の儒学者・貝原益軒が著した健康書「養生訓」を、現役医師の奥田昌子氏が現代語訳した本です。

「養生訓」は、1713年に初版が発行されて以来、300年以上も読み継がれている、日本最古の健康書です。

本書では、現代医学の観点からみて正しい項目だけを採用し、さらに、重要な箇所には注釈として、解説を施しています。

また、食事、睡眠、運動、マインドなど、健康を維持するために必要なさまざまな要素を、わかりやすく解説しています。

以下に、本書のおすすめポイントをまとめます。

  • 300年以上も読み継がれている、日本最古の健康書「養生訓」を、現代語訳した本。
  • 現代医学の観点からみて正しい項目だけを採用し、重要な箇所には注釈を施している。
  • 食事、睡眠、運動、マインドなど、健康を維持するために必要なさまざまな要素を、わかりやすく解説している。

健康に不安のある人や、健康を維持するために、何か新しいことを始めたい人には、ぜひおすすめしたい一冊です。

具体的な内容としては、以下のような項目が解説されています。

  • 健康で長生きするための心がまえ
  • 押さえておきたい養生の大原則
  • 養生は食を通じた「食養生」から
  • 酒は百薬の長、されど万病のもと
  • 運動は病気の予防に欠かせない
  • 睡眠は健康の基本
  • 怒りは病気のもと
  • 心の持ちようも大切

これらの項目を参考に、健康で長生きするためのヒントを得られるでしょう。

book