恐怖の存在であるはずの妖怪たちが実は信じられないほどマヌケで弱かったら幻滅しますか。私たちが知る恐ろしい怪異のイメージを根底から覆す、あまりにも情けなくて愛おしい妖怪たちの衝撃的な真の姿をまとめた、常識破りの面白図鑑が登場しました。

昔から語り継がれている妖怪と聞くと、夜道で遭遇したら腰を抜かすほど恐ろしい存在をイメージします。しかし、そんな妖怪たちの本当の姿が、実は信じられないくらいマヌケで、人間以上にポンコツだったらどうでしょうか。そんな驚きの事実をユーモアたっぷりに教えてくれる、最高に笑えて癒やされる本を見つけました。
この本は、私たちが持っている妖怪の恐ろしいイメージを完全に崩し去ってくれます。登場する妖怪たちは、人を脅かすことに失敗して落ち込んでいたり、自分の特技のせいで自分が困っていたり、とにかくがっかりなエピソードばかりを持っています。
例えば、ものすごい妖力を持っているはずなのに、人間のちょっとした行動に驚いて逃げ出してしまったり、見た目は恐ろしいのに実はめちゃくちゃ気が小さくて、夜道でそっと隠れているだけだったりする妖怪が次々と紹介されています。読めば読むほど、どうしてそんなに打たれ弱いのだろうとツッコミを入れたくなります。
でも、その情けなさがたまらなく可愛いのです。完璧で恐ろしいモンスターなんかではなく、どこか人間臭くて、失敗ばかりしている姿を見ていると、まるで不器用な友達を見守っているような愛着が湧いてきます。
この本が素晴らしいのは、ただ妖怪のダメな部分を笑うだけでなく、そのがっかりな特徴を愛おしく思えるように描いている点です。現代を生きる私たちは、いつも完璧であることを求められたり、失敗しないように緊張して過ごしたりしがちです。そんな日々のなかで、昔の妖怪たちがこんなにもマヌケに、そして自由に生きていたことを知ると、不思議と肩の力が抜けて心が軽くなります。
イラストも非常に魅力的で、妖怪たちの情けない表情や、失敗したときのポーズが絶妙に表現されています。ページをめくるたびに、クスッと笑える癒やしの時間が広がっていきます。
子供と一緒に読んで、この妖怪は自分に似ているね、などとおしゃべりしながら楽しむのにも最適です。もちろん、大人が仕事の合間にパラパラと眺めて、クスリと笑ってリフレッシュするのにもこれ以上ない1冊です。妖怪の歴史や伝承という少し難しそうなテーマを、ここまで身近で楽しいエンターテインメントに昇華させているのは実に見事です。
もし、最近ちょっとお疲れ気味で、クスッと笑えるような純粋な癒やしを求めているなら、この本を手に取ってみてください。完璧じゃないからこそ愛される、愛すべきポンコツ妖怪たちの世界に、きっと一瞬で引き込まれて魅了されてしまいます。読んだ後は、妖怪のことが今までの100倍好きになります。






























