かっても まけても いいんだよ (ガストンのソーシャルスキルえほん) 単行本 – 2022/10/31 オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ (著), 垣内 磯子 (翻訳) ガストン新シリーズ「ソーシャルスキルえほん」第1弾。
フランスの乳幼児セラピストが考案した、子ども自身で感情をコントロールするスキルを教える絵本シリーズ。
ユニコーンのこども・ガストンといっしょに、やっかいな気持ちに向き合う心が育ちます。
今回のテーマは、「うまくいかないとき、イライラしないでやっていく方法」。
サッカーをしていて、なかなか活躍できない、シュートがきまらなくて笑われてイライラするガストン。
ママはガストンに、いつもゲームに勝てるとはかぎらない、いちばん大事なのはゲームを楽しむこと、と伝えます。
うまくいかなくてもすねない、あきらめない、やり直すことで上達することができます。
子どもがどうしてよいかわからないとき、やっかいな気持ちを親子で見つめることで、子どもの安心が育ちます。
「かっても まけても いいんだよ」は、オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ作、垣内磯子訳の絵本です。2022年11月に主婦の友社から出版されました。
主人公のユニコーンのガストンは、サッカーが大好きな男の子です。ある日、ガストンは友だちとサッカーをしますが、なかなかシュートが決まりません。そのうち、ガストンはイライラし始め、「まけるんだったらもうあそびたくないや!」と叫んでしまい、みんなを困らせてしまいます。
ガストンのママは、ガストンに「いつもゲームに勝てるとはかぎらない。いちばん大事なのはゲームを楽しむことだよ」と伝えます。ガストンはママの言葉を聞いて、気持ちを切り替えてサッカーを続けます。そして、最後は友だちと協力してゴールを決め、みんなで喜び合うのでした。
この絵本は、子どもたちが「負け」を経験したときに、どうやって気持ちを整理したらいいのか、教えてくれる絵本です。ガストンのように、イライラしたり、泣いたりしても、それは誰にでも起こることです。大切なのは、その気持ちを認めて、乗り越えることです。
また、この絵本は、子どもたちが「負け」を恐れずに、ゲームやスポーツを楽しむためのヒントも教えてくれます。勝つことばかりにこだわらず、まずはゲームを楽しむことを大切にしましょう。そうすることで、子どもたちは、勝ち負けに左右されない、健全な競争心を育んでいくことができるでしょう。
「かっても まけても いいんだよ」は、子どもたちが「負け」を経験したときに、ぜひ読んでほしい絵本です。