ロケットペンギン 単行本 – 2022/6/25 中川 ひろたか (著), ロケットくれよん (企画・原案) 空を飛べなくたって自分にしかできない「飛び方」がきっとある! 自信を失いそうなときに勇気を届ける物語
「鳥なのに、翼はあるのに、空を飛べない」
落ち込むペンギンを励ますのは、2頭のアザラシのきょうだいです。
「きみは海を泳げるじゃないか」
「きみたちみたいに泳げる鳥なんて、いやしないよ」。
あたたかい声に勇気をもらったペンギンは、海に飛び込みます。
<自分なりの飛び方をみつける>自信をなくして、
自分を見失いそうなときに読んでほしい、
そして多様な生き方を尊重する社会について考えるきっかけにもなる絵本です。
「ロケットペンギン」は、中川ひろたか作、ロケットくれよん作曲の絵本です。2023年3月にフレーベル館から出版されました。
主人公のペンギンは、泳ぎが苦手です。他のペンギンたちは、みんな上手に泳いで、海で遊んでいますが、ペンギンはいつも岸辺でしか遊べません。
ある日、ペンギンは、海で遊んでいるアザラシの兄弟に出会います。アザラシの兄弟は、ペンギンに「きみたちみたいに泳げる鳥なんて、いやしないよ」と声をかけます。
ペンギンは、アザラシの兄弟の言葉に勇気づけられて、海に飛び込みます。最初は苦労しましたが、ペンギンは一生懸命泳ぎ続けます。
そして、ついにペンギンは、海で他のペンギンたちと仲良く遊ぶことができるようになりました。
この絵本は、子どもたちが「自分と違う人」を受け入れることの大切さを教えてくれる絵本です。ペンギンは、泳ぎが苦手という点で、他のペンギンとは違います。しかし、アザラシの兄弟は、そんなペンギンをありのままに受け入れます。そのおかげで、ペンギンは自分の弱さを克服し、自分らしく生きることができるようになるのです。
また、この絵本は、子どもたちが「夢を叶えること」の大切さも教えてくれます。ペンギンは、泳ぎが苦手でしたが、それでも海で遊ぶことを夢見ていました。その夢を叶えるために、ペンギンは努力し続けます。そして、ついにその夢を叶えることができました。
「ロケットペンギン」は、子どもたちが自分らしく生きること、そして夢を叶えることの大切さを教えてくれる、心に響く絵本です。