『SNSから抽出するパーセプションでつくる ビンゴ型コミュニケーションプランニング』SNS時代ならではのコミュニケーション設計手法を提唱。本当に購買につながるパーセプションとは?
マーケティングファネルや
カスタマージャーニーモデルはもう破綻している。
なのに違和感を持ったまま使い続けていませんか?
「順列」のジャーニーモデルから
「組み合わせ」のビンゴカードモデルへ。
SNSを使ったパーセプションの抽出方法から、
施策への落とし込みまで全解説!
SNSの普及によって情報との接触方法が変わり、消費者の購買行動も大きく変化しました。「ビンゴ型コミュニケーションプランニング」は、SNS時代ならではのコミュニケーション設計手法として開発されたものです。買い手のブランドに対する認識(パーセプション)をスタート地点に置き、プランニングを行うプロセスに特徴があります。
横山隆治氏が発案したこのモデルをもとに、トレンダーズと共同でマーケティングの現場で実践できる具体手法を構築しました。本書は、この新しいコミュニケーション設計の実践ノウハウを、SNS分析フレームワーク「NINEパーセプション」と共に解説していきます。
従来のマーケティングファネルやカスタマージャーニーのように、ターゲット全員が同一の購買行動をたどる前提の考え方は現状にそぐわなくなっています。ビンゴ型では「購買行動は人によって異なり、小さなパーセプションチェンジの積み重ねが購買行動につながる」と考えます。
この一冊で、その設計から施策への落とし込みまで、全てを詳細にお伝えします。
なぜ「ビンゴ」なのか?〜消費者1人ひとりが異なるビンゴカードを持っている
一般的なビンゴカードは、それぞれ書かれている数字が違い、いくつも種類があります。「ビンゴ型コミュニケーションプランニング」では、消費者1人ひとりがこうしたカードを持ち、カード記載されたナンバーを消費者パーセプションだと考えます。数字の種類や配列は人によって違うため、穴が開いていく順番は違いますが、一列の組み合わせが揃うとビンゴ!=購買意志決定となります。
①パーセプションの組み合わせ(カード)は複数ある
②順列ではなく組み合わせである
③カードごとのコミュニケーション戦術に落としやすい
本書で扱うのは、「世の中の認識を変える」ような“大きな”パーセプションチェンジではなく、消費者個々の内面に起こる“小さな”パーセプションチェンジです。どんなパーセプションが揃うとビンゴ!=購入になるのか?そのパーセプションの変化を起こせるコミュニケーションとは何か?を思考することで、どんな施策が想定できるかも同時に考えることになります。