成瀬は天下を取りにいく 2024年本屋大賞受賞作!成瀬の天下取り! 「静岡書店大賞」小説部門 第1位 ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2023」小説部門第1位 「キノベス!2024」第1位
2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。
今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。
2023年、最注目の新人が贈る傑作青春小説!
2023年3月に新潮社より刊行された本書は、第39回坪田譲治文学賞、2024年本屋大賞を受賞した連作短編集です。
あらすじ
中学2年生の成瀬美少女は、200歳まで生きると宣言し、そのために毎日歯磨きを頑張っています。そんな成瀬は、ある日、閉店間近の西武大津店に毎日通い、テレビ中継に映るという奇妙な行動を始めます。
成瀬の奇行は周囲を巻き込み、やがては日本全体を揺るがす大事件へと発展していくのです。
登場人物
- 成瀬美少女:200歳まで生きると宣言した中学2年生。
- 成瀬の母:娘の奇行に振り回される。
- 成瀬の担任:成瀬の行動に困惑する。
- 西武大津店の店長:成瀬の行動に商機を見出す。
- マスコミ:成瀬の奇行を面白おかしく報道する。
著者紹介
1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。2023年同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』でデビュー。
書評
- 「奇想天外なストーリー展開と軽快な文体が魅力。笑いあり、涙ありのエンターテインメント小説。」(本屋大賞コメント)
- 「現代社会の様々な問題を風刺的に描いた作品。考えさせられると同時に、心温まるストーリー。」(Amazonレビュー)
- 「宮島未奈さんの才能が爆発した傑作。今後の活躍が楽しみ。」(Goodreadsレビュー)
この本は、奇想天外なストーリー展開と軽快な文体が魅力のエンターテインメント小説です。現代社会の様々な問題を風刺的に描いた作品でもあります。笑いと感動を求めている人におすすめです。