ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 青崎有吾トリプル受賞!!『地雷グリコ』が第37回山本周五郎賞受賞!
一般財団法人 新潮文芸振興会が主催する「第37回山本周五郎賞」の選考会が2024年5月16日(木)に行われ、株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)より23年11月27日(月)に刊行しました、青崎有吾著『地雷グリコ』が受賞しました。
本作品は、第77回日本推理作家協会賞(一般社団法人日本推理作家協会主催)〈長編および連作短編集部門〉、第24回本格ミステリ大賞(本格ミステリ作家クラブ主催)【小説部門】も受賞しており、1週間でトリプル受賞の快挙となりました。
選考委員を代表して選考経過を述べた小川哲氏は、「最終的には満場一致で決まった」「どの委員も、とにかく面白かったというのが第一の感想」「青春小説として優れているという意見もあった」と評しました。
この日の会見で青崎氏は、「率直な感想としては、ノミネートされる時点で予想外だったので、驚きに驚きが重なった」「(発表を待つあいだ)歴代の受賞作リストを改めて見返していたが、大好きな作家の大好きな作品ばかりで、仲間入りできたことが非常に光栄だし、嬉しい」と受賞の喜びを語りました。
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。
受賞・ランクイン歴
★「第37回山本周五郎賞」受賞
★「第77回日本推理作家協会賞」〈長編および連作短編集部門〉受賞
★「第24回本格ミステリ大賞」【小説部門】受賞
★「第7回飯田賞」受賞
★「2023年SRの会ミステリーベスト10」【国内部門】第1位(「SRマンスリー」453号にて発表 http://sealedroom.blog.jp/)
山本周五郎賞に関してはこちらから
https://www.shinchosha.co.jp/prizes/yamamotosho/
「第37回山本周五郎賞」の選考委員は、伊坂幸太郎氏、江國香織氏、小川哲氏、今野敏氏、三浦しをん氏の5名。
贈呈式は6月に開催される予定。選考経過は、「小説新潮」7月号誌上に掲載されます。
作品名:地雷グリコ
著者名:青崎有吾
発売日:2023年11月27日(月)★電子書籍同日配信
定 価:1,925円(本体1,750円+税)
頁 数:352頁
体 裁:四六判並製 単行本
装 丁:川名 潤
ISBN:9784041140468
発 行:KADOKAWA
初 出:
地雷グリコ……「小説屋sari-sari」2017年11月号
坊主衰弱……「カドブンノベル」20年11月号
自由律ジャンケン……「小説 野性時代」22年3月号
だるまさんがかぞえた……「小説 野性時代」23年2月号
フォールーム・ポーカー……書き下ろし
詳 細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322011000437/
★第77回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉受賞リリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000014728.000007006.html
★第24回本格ミステリ大賞【小説部門】受賞リリース