ふしぎなたいこ: にほんむかしばなし (岩波の子どもの本 カンガルー印) 単行本 「ふしぎなたいこ」は、1953年に初版が発行されて以来、多くの人に愛され続けてきたロングセラー絵本です。

昔々、あるところに、貧乏だけれども心優しい夫婦がいました。ある日、夫婦は不思議な太鼓を手に入れます。その太鼓には、「はなたかくなれ、はなたかくなれ」と唱えると鼻が高くなる、「お金持ちになれ、お金持ちになれ」と唱えると大金持ちになれるという力がありました。

夫婦はその太鼓を使って、たくさんの人々を助けました。しかし、次第にお金持ちになったことで、夫婦は傲慢になり、困っている人を助けようとしなくなりました。

ある日、夫婦は鬼に太鼓を奪われてしまいます。鬼は太鼓を使って、悪いことを次々に起こしていきます。夫婦は自分たちの過ちに気づき、鬼から太鼓を取り戻すために奮闘します。

この絵本のおすすめポイント

  • 昔話の定番

「ふしぎなたいこ」は、日本の昔話の中でも特に有名な作品の一つです。多くの人に親しまれてきた作品なので、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。

  • シンプルなストーリーとわかりやすい絵

ストーリーはシンプルでわかりやすく、子どもでも理解しやすい内容になっています。また、清水崑の素朴な絵は、物語の世界観を温かく表現しています。

  • 教訓的なメッセージ

「ふしぎなたいこ」は、お金や権力に惑わされず、心優しい人間であり続けることの大切さを教えてくれる作品です。子どもたちに、大切なのは目に見えるものではないということを伝えたい親御さんにおすすめの絵本です。

絵本