パンダのタンタン 二人の飼育員との約束 神戸市立王子動物園で長く愛されたジャイアントパンダ、タンタンと、彼女を支えた二人の飼育員の深い絆を描いた感動作
ある動物園のパンダ舎の屋上で、咲き誇るひまわりたち_____
これは日本最高齢のパンダと、それを支えた飼育員の二人の物語。
兵庫県の神戸市立王子動物園にいたパンダのタンタンを知っていますか? 短い手足にもふもふとした毛並みがぬいぐるみのようにかわいらしく、いつものんびりごろごろしている姿は、「神戸のお嬢様」として多くの人に愛されてきました。
でも、ちょっと待ってください。人間と同じでパンダにだって「パンダ生」があるのです。
来園者に見せる愛らしい姿の一方で、日本最高齢のパンダとして、わが子を失いパートナーと死別し、飼育員の二人ともに闘病中の日々を送るなど、背景にはタンタンのパンダとしての一生がありました。
これまで数年に渡り放映されてきたタンタンの密着番組NHK「ごろごろパンダ日記」の番組プロデューサーの杉浦大悟氏が執筆し、人と命ある生きものとの関係性や、老いるときも責任を持ってともにあるとはどういうことなのかを伝えます。
動物園に行くことが好きな子はもちろん、身近な生きものとの関わり方や、生きものを育てることについて、大人も一緒に考え直すきっかけとなる一冊です。
全ページルビ付きなので、お子さまから大人の方まで、幅広い世代の方におすすめです。
この本がおすすめの理由
- 命の尊さ、そして別れ: タンタンの生老病死を通して、命の尊さ、そして別れという普遍的なテーマを考えさせられます。
- 動物と人間の絆: タンタンと飼育員たちの深い愛情と信頼関係は、動物と人間が築き上げる絆の素晴らしさを教えてくれます。
- タンタンの全貌: 愛らしい姿で多くの人を笑顔にしてきたタンタンですが、この本では、彼女が経験した喜びや悲しみ、そして葛藤も描かれています。
- 飼育員の仕事: 動物園の裏側で、動物たちの健康と幸せのために日々尽力する飼育員の仕事を知ることができます。
ストーリー
日本最高齢のパンダとして知られたタンタン。短い手足とふかふかの毛並みが愛らしく、「神戸のお嬢様」と呼ばれ多くの人に愛されてきました。しかし、タンタンにも「パンダ生」があり、わが子を失い、パートナーと死別するなど、様々な困難を経験してきました。
本書では、そんなタンタンと、彼女を支え続けた二人の飼育員の梅元さんと吉田さんの物語が綴られています。飼育員たちは、タンタンの健康管理だけでなく、心のケアにも心を砕き、深い絆を築いていきました。
この本で得られるもの
- 生きる意味: タンタンの生涯を通して、生きる意味や、命の繋がりについて深く考えるきっかけを与えてくれます。
- 動物への理解: 動物も人間と同じように喜怒哀楽を持ち、様々な感情を持っていることを教えてくれます。
- 人の温かさ: 飼育員たちの献身的な姿を通して、人の温かさを再認識できます。
誰におすすめ?
- 動物が好きな方
- 生き物と人間の関係に興味がある方
- 命の尊さについて考えたい方
- 感動的な物語を読みたい方
まとめ
「パンダのタンタン 二人の飼育員との約束」は、単なる動物の物語にとどまらず、私たち人間にも通じる普遍的なテーマを描いた一冊です。タンタンと飼育員たちの物語を通して、あなたもきっと何かを感じることができるでしょう。
ぜひ、この機会に手に取ってみてください。