夫がいるのにどうして、あの人の笑顔が頭を離れないの？長年連れ添った安定と、新しいときめきのはざまで揺れるアヤの心。夫婦愛と禁断の想いに葛藤しながらも、自分らしく生きる選択を模索する彼女の心の叫びと優しさが交錯するコミックエッセイ

2025年5月23日

結婚生活で得た安心感と、繰り返される日常のルーティンにどこか物足りなさを抱えていたアヤ。ある日、同級生で現在は同僚の亮と予期せぬ再会を果たし、懐かしい笑顔と真っ直ぐな言葉に胸がざわつく。夫への愛情と、新たなときめきのはざまに揺れる自分――“夫がいるのに誰かを好きになってもいいの？”という問いかけが、アヤの心を蝕んでいく。

本作では、婚姻関係を守りたい気持ちと、許されない恋への興味という二つの相反する感情を、赤裸々かつ繊細に描写。友人や夫、そして亮との何気ない会話や視線の交錯を通じて、アヤが抱く罪悪感や戸惑い、そして小さな勇気の芽生えが丁寧に紡がれる。読者は彼女とともに、自分自身の〝本音〟と向き合い、パートナーシップや自己肯定感、コミュニケーションの大切さを再考させられるだろう。