タスキ彼方 Kindle版 額賀澪 (著) 戦時下と現代の熱い駅伝魂を描く感涙小説。先人達の熱い想いが襷として繋がり、、2024年、第100回箱根駅伝は開催される。熱涙間違いなしの青春スポーツ小説、最高傑作です。
ボストンマラソンの会場で、とある選手から古びたボロボロの日記を受け取った新米駅伝監督・成竹と学生ナンバーワンランナー神原。それは、戦時下に箱根駅伝開催に尽力したとある大学生の日記だった。その日記から過去を覗いた二人が思い知ったのは、美談でも爽やかな青春でもない、戦中戦後の彼らの壮絶な軌跡。そこには「どうしても､箱根駅伝を走ってから死にたい」という切実で一途な学生達の想いが溢れていた。
現代の「当たり前」は昔の人々が死ぬ気で勝ちとってきた想いの積み重ねと知った彼らは･･････・。そして、戦時下の駅伝を調べ、追う彼らに起きた、信じられないような奇跡とは。
「タスキ彼方」は、2023年12月8日に小学館から刊行された、駅伝小説です。著者は、駅伝小説のベストセラー作家である額賀澪さんです。
物語は、2024年の第100回箱根駅伝を舞台に、戦時下と現代を舞台にした2つの物語が交錯しながら展開されます。
現代の物語では、母校の箱根駅伝復活を目指す新米駅伝監督・成竹一進と、パリ五輪有力候補の学生ランナー・神原八雲が、箱根駅伝で優勝するために、ともに奮闘する姿が描かれます。
一方、戦時下の物語では、箱根駅伝開催に尽力した大学生・田中勇の姿が描かれます。田中は、戦争の混乱の中、箱根駅伝を開催するために、仲間たちと力を合わせて奔走します。
2つの物語は、箱根駅伝の「襷」を介して、奇跡的に繋がります。
「タスキ彼方」は、駅伝の熱い魂を描いた、感動的な青春スポーツ小説です。
以下に、本書のおすすめポイントをご紹介します。
- 額賀澪さんのリアルな駅伝描写
額賀澪さんは、駅伝小説の第一人者として知られており、本書でも、現役の駅伝関係者からも高い評価を得ている、リアルな駅伝描写が魅力です。
- 戦時下と現代の2つの物語が交錯する構成
戦時下と現代の2つの物語が交錯する構成は、単なる駅伝小説にとどまらず、人間の生き方や、時代を超えた「夢」の意味を問う、壮大な物語となっています。
- 感動のラスト
2つの物語が奇跡的に繋がるラストは、読者の涙を誘うこと間違いなしです。
駅伝ファンはもちろん、青春小説や感動小説が好きな方にも、ぜひおすすめしたい一冊です。