ジブリ作品の“暮らし”に胸キュン! 『スタジオジブリのいろんなくらし』で憧れの食卓、秘密の庭、そして家族の温もりに浸る—名シーンと共に巡る、ジブリが描く「生きる喜び」の詰まった一冊!

『スタジオジブリのいろんなくらし (アニメ絵本)』は、世代を超えて愛され続けるスタジオジブリ作品の中から、「くらし」に焦点を当てて名シーンを厳選した、心温まるアニメ絵本です。食卓を囲む家族の温かさ、自然の中で営まれる穏やかな日常、そして登場人物たちが大切にする何気ない習慣の数々を通して、ジブリ作品が表現する「生きる喜び」を再発見できる一冊となっています。

スタジオジブリの作品群は、その壮大な物語や魅力的なキャラクターだけでなく、作品の中に息づく「日常」の描写が非常に丁寧に描かれていることでも知られています。例えば、『となりのトトロ』でのサツキとメイが体験する自然の中での生活、『魔女の宅急便』のキキがパン屋さんで働きながら自立していく姿、『千と千尋の神隠し』で千尋が湯屋で働く中で見つける絆。これらの作品には、それぞれ異なる「くらし」の風景が描かれており、それが観る者の心を強く惹きつけてやみません。

本書では、そうしたジブリ作品に登場する様々な「くらし」の場面が、鮮やかなアニメーションの絵と共に紹介されています。朝食の準備、洗濯物を取り込む姿、庭の手入れ、読書にふける時間、そして何よりも、家族や友人との食事のシーン。これらの描写は、私たちの日常にも通じる普遍的な喜びや温かさにあふれています。

特に注目すべきは、ジブリ作品に登場する「食」の描写です。『天空の城ラピュタ』の目玉焼きパン、『魔女の宅急便』のニシンのパイ、『千と千尋の神隠し』のおにぎりなど、ジブリ映画に登場する食べ物は、どれもが美味しそうで、私たちを魅了してやまないですよね。この絵本では、そうした心に残る食事のシーンが数多くピックアップされ、食卓を囲む人々の笑顔や、食べ物から伝わる温かさが丁寧に描かれています。それは、単なる食事ではなく、人々の繋がりや、日々の営みの大切さを教えてくれます。

また、本書は、子供たちがジブリ作品の世界をより深く理解し、楽しむための入門書としても最適です。漢字にはすべてふりがなが振られているため、小さなお子さんでも一人で読むことができますし、親子で一緒に読みながら、それぞれの作品について語り合うきっかけにもなります。ジブリ作品をまだ見たことがないお子さんにとっては、この絵本が壮大なジブリワールドへの扉を開くことでしょう。そして、大人にとっても、懐かしい名シーンを美しい絵で再確認し、改めてジブリ作品の奥深さに触れることができる、癒しの一冊となるはずです。

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『スタジオジブリのいろんなくらし』は、単なるアニメ絵本に留まりません。それは、ジブリ作品が持つ普遍的なテーマである「生きることの尊さ」や「日常の美しさ」を、視覚的に、そして心に直接訴えかける形で私たちに届けてくれます。忙しい現代社会の中で、ふと立ち止まり、ジブリ作品が描く「くらし」を通して、忘れかけていた大切なものを思い出させてくれる。そんな力を持った一冊です。

ジブリファンはもちろんのこと、子供から大人まで、全ての人におすすめしたい、温かさと発見に満ちたアニメ絵本。この一冊を手に、ジブリ作品の世界に広がる「いろんなくらし」をぜひ体験してみてください。

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