【月が導く異世界道中16巻】真が「魔力物質化」で暴走!?クズノハ商会は不毛の湿原ナイトフロンタルの大樹に挑む!亜空では仲間たちが一大イベントを計画!“導く側”へと進化する真の転換点!
不遇系チート主人公が“導く側”へ進化!『月が導く異世界道中』16巻、真の能力覚醒と亜空の祭典!
女神の理不尽な仕打ちで異世界に転移させられながらも、規格外の魔力とユニークな従者たちを得て、自身の道を進む深澄真(みすみ・まこと)。その異世界世直しファンタジー、コミックス最新刊となる第16巻が、物語の大きな「転換点」を迎えます!
クズノハ商会代表としての顔がすっかり板についてきた真ですが、第16巻では、彼の能力と彼が作り上げた世界に、静かながらも大きな変革の火種が宿ります。
【真の“魔力物質化”と制御不能の暴走】
学園での講師業や商会の運営で多忙な日々を送る真ですが、夏休みを利用して自主的な修練を開始します。その修練の甲斐あって、ついに「魔力の物質化」という未知の領域に足を踏み入れます。
しかし、その圧倒的な力は、真自身にも制御が難しく、思いがけない事態を引き起こします。自らの存在、そして世界の理を見つめ直すことになる真の姿は、読者に彼の孤独や強さを改めて感じさせるでしょう。
「導かれる者」から「導く者」へ――。この魔力物質化の成功(と、それに伴うドタバタ)は、真が真の力を手に入れ、物語を新たなステージへと進めるための重要な鍵となります。
【ナイトフロンタルの謎:精霊を喰らう大樹の正体】
一方、クズノハ商会一行は、リミア王国の大貴族からの依頼を受け、精霊が死に絶えた不毛の湿原「ナイトフロンタル」の調査に向かいます。
早速、拠点の小屋ごと湿原の奥地へと転移させられるという不可解な現象に巻き込まれますが、真は動じることなく、土と火の上位精霊を呼び出し、協力を取り付けます。彼らの情報によると、呪われた地の元凶は、湿原の最奥にいる「精霊を喰らう大樹」だというのです。
一行がその大樹を目指す中、待ち受けていたのは予想外の強敵。精霊を喰らう元凶をめぐる、圧倒的な力を持つ真たちと、この地の問題が絡み合うスリリングなバトル展開は必見です!
【亜空の進化と仲間たちの”自立”】
真のドタバタな修練の陰で、彼のもう一つの世界である亜空(あくう)でも大きな変化が起こっていました。
亜空に住まう巴や澪を始めとした有志たちが、真に内緒で一大イベントを計画!これは、真に頼るだけでなく、亜空の住人たちが自らの意思で世界を創造し、自立していく姿を象徴しています。
この巻は、真の「力」の進化と、仲間たちの「絆」の深化という二つの軸で展開する、シリーズ屈指の“創造”と“変革”の物語です。
強大すぎる力と、人とは違う在り方に悩む真が、いかにしてこの異世界で自分の居場所と役割を見出し、世界を「導く」存在へと変貌していくのか。アニメ第2期へと繋がる重要な転換巻として、ファンなら絶対に読み逃せない一冊です!